世界パティスリー 日本・アジア初のパティシエ国際大会がついに閉幕 2日間技を競いあった8カ国の選手は すばらしい作品を残し、大会を後にした

世界のスイーツが競い合う −INTERNATIONAL PATISSERIE GRAND PRIX 2009−

初開催となる本大会は、マスコミ関係者及び日本人にとっても興味深い2日間となりました。
会場には、製菓関係者をはじめ、一般の来場者も多くかけつけ、日本選手だけではなく、世界各国の選手にエールを送りました。
13時間という長い競技時間に、様々なアイテムの審査が行われます。
優勝は、最後に出来上がるアメとチョコレートのピエスモンテを含め、トータルの点数で決定します。

開会式の様子
開会式の様子

競技ブースの様子
競技ブースの様子

1日目

時間が刻々と過ぎていく中、初日の様子。
日本チームはデセールでライバルフランスに点数の差をつけられます。
本大会は2日間のスケジュールの中に、ピエスモンテの他アントルメやデセールなどのスイーツ審査が組み込まれています。
もちろん、重さや材料の制限など細かい規定がいくつも定められており、それを満たした物を決められた時刻に出さなければなりません。
日本チームは初日、デセールを時間内に出すことができずに減点、3位に終わります。
しかし、その他のアイテムでは上位1位を取るなど、フランスに小差で2位につけ、初日を終えます。

アントルメ

アメリカ
アメリカ

日本
日本

フランス
フランス

デセール

シンガポール
シンガポール

フランス
フランス

日本
日本

2日目

2日目の日本チームは、初日に比べ楽しみながら作業を進めていく様子も伺うことができました。
大会の雰囲気に慣れてきたというのもあるのでしょう。順調に点数を重ねていきました。ピエスモンテも着々と姿を現していきます。
中国チームは途中、アメのピエスモンテが崩れてしまうというアクシデントが発生、しかし冷静に対処していく職人の姿が見られるのも、大会
の醍醐味です。そして終了の合図、この時点で各ブース掃除も終わらせていなければなりません。
日本チームは時間にゆとりを持って終了、ブースもきれいに整えられていました。
その後は作品の総合審査に入るため、各国ブースの前にピエスモンテ作品を並べ、競技が終了となります。

日本の作品

今回の大会テーマ『エコロジー』を表現した作品は、国ごとに様々。色合いも鮮やかに素晴しい芸術作品が並びました。

(左)アメのピエスモンテ
水・風・光」をテーマに作品を制作。透き通るグリーンの土台にミントのアントルメを飾り、 作品が完成。
(右)チョコレートのピエスモンテ
「現代の地球環境とその未来」を創造した作品。下の部分は現代の機械的なイメージ、 上部にいくにつれ美しい色彩や飾りが添えられている。

表彰式

いよいよ表彰式。予定より時間が押すほど、審査は難航した様子でした。
チームワークやピエスモンテなどの表彰があり、総合優勝が発表されます。結果は以下の通り。

優勝 日本 2位 フランス 3位 アメリカ
最優秀チョコレートピエス賞
:日本
最優秀あめ細工ピエス賞
:日本
最優秀チームワーク賞
:日本
最優秀味覚賞
:日本

日本チームは、鍋田幸宏(レコールバンタン)秋城俊徳(帝国ホテル)野田朋広(アンテノール)のメンバーで戦った。

優勝した日本チームのコメント

本当にうれしいです。大変だったのは、短い期間の中で、職場の違う3人が力を合わせて頑張れたこと。
たくさんの人に支えられて受賞ができたと思います。チームワークと個々の頑張りが、優勝の勝因。
3人で満足して大会を終えられたことが何よりうれしいです。

今回の大会は、すべてが初めての試み。

代表選手と共に、企画していたスタッフも大変な苦労があったのだと思います。しかし日本の製菓業界の新たな試みを、大会という素晴しい形として現在に残しています。

フランスの“クープ・デュ・モンド”、アメリカの“WPTC”に続き、今回日本で開催された“世界パティスリー”が定着していくことこそ、日本の職人技術がますます世界から注目される要因の一つとなるのではないでしょうか。

また大会をもとに、パティシエを目指す者や働き始めの若い職人たちに、希望や可能性を感じてもらえる、そんな大会に成長してほしいと切に願います。

日程:2009年3月14日(土曜日)・15日(日曜日)

名称:世界パティスリー2009

会場:東京ドームシティJCBホール

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